・ユネスコASPAC (アジア太平洋諸国の代表部大使会合) におけるセンター設立計画の紹介

第169回ユネスコ執行委員会 (Executive Board) の会期中の4月22日 (木) にアジア太平洋諸国の代表部大使会合が開催されました。この会合において、ユネスコセンター設立推進本部 (センター設立に向けた準備活動を担う組織として4月に発足) の寺川本部長より、センター設立計画についてプレゼンテーションを行いました。会議の冒頭、佐藤大使の概要紹介を受けて、センター設立構想の経緯、目的、水災害・リスクマネジメント分野での研究・研修・情報発信にかかる活動計画および近々着工予定のセンター施設を含む準備活動状況等について説明しました。

説明後の質疑では、オーストラリア、インドネシア、ラオス、ベトナム、バングラデシュ、中国、カンボジア、インド、タイ、スリランカの各国代表部大使より「PWRIというエンジニアの組織が運営するユネスコセンターがアジア太平洋地域にできることは喜ばしい。協力したい。」 (オーストラリア) 、「アジア諸国は、洪水、暴風雨、渇水といった水災害に関する経験が豊富である。こうした地域的な問題がエコロジカルなバランスを保ちながらどのように解決されるかが重要である。センターの設立を支援する。」 (バングラデシュ) 、「水災害のマネジメントは自国にとっても優先事項の一つである。災害の防止には教育が重要。日本の提案を支持する。」 (中国) 等、センターの設立を強く支持する声が寄せられました。


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