スリランカで「第3回・水のレジリエンスと災害プラットフォームに関する会議」を開催しました

 2017年8月24日の第1回会議、2018年3月28日の第2回会議に続き、2019年2月20日、スリランカ・コロンボで第3回・水のレジリエンスと災害プラットフォームに関する会議が開催されました。このプラットフォームの会議にはスリランカのかんがい局、国家建築研究所(NBRO)、災害管理センター(DMC)、気象局、メガポリス西部開発省、マハウェリ管理局やスリランカ土地開拓・開発公社(SLLRDC)といった洪水に関係する機関から40名以上が参加しました。

 会議では、かんがい局のS. Mohanarajah局長が歓迎の挨拶を述べられ、ICHARM小池センター長とメガポリス西部開発省Srikantha Herath教授がそれぞれ開会の挨拶を行い、ICHARMとスリランカ側の参加者から第2回会議以降の進捗について、それぞれ報告がなされました。とりわけ今回は、現在かんがい局で勤務しているICHARM・GRIPSの修士課程コースの卒業生や現在、博士課程コースに在学中のスリランカ学生から、ICHARMで実施された研究成果について発表が行われました。

 その後、参加者全員でプラットフォームの枠組みで行う活動の今後の方向性について議論を行い、これまでモデル河川とされた3つの河川流域(Kalu, Kelani, Malwathu川流域)に加えてマハウェリ川流域も対象とすることとされました。

 なお、会議に先立ち、2月18日には、かんがい局S. Mohanarajah局長とICHARM小池センター長とで協力協定(MOU)の署名が行われました。MOUでは、水関連災害による被害軽減を図るために協働して研究の促進を図ることとし、具体的な協力活動として、洪水観測とアンサンブル洪水予測、気候変動の下での統合的水資源管理(IWRM)のモデル開発、能力開発と研修等を行うこととされました。

【Materials】
アジェンダ
第2回会議録
ICHARMからの発表資料


会議参加者による集合写真
会議参加者による集合写真

ICHARM小池センター長とかんがい局S. Moharanarajah局長によるMOUの署名t
ICHARM小池センター長とかんがい局S. Mohanarajah局長によるMOUの署名