第12回AOGEOシンポジウムでアジア水循環イニシアティブ(AWCI)のセッションを開催しました。

 2019年11月2日から4日にオーストラリアのキャンベラ(オーストラリア国立大学)において「第12回アジア・オセアニア地域地球観測に関する政府間会合(AOGEO:Asia-Oceania Group on Earth Observations)シンポジウム」が「アジア・オセアニア全域への成功を挙げた地球観測活動の拡大-世界的議題のための結果の共有と将来のステップのデザイン-」をテーマとして開催されました。AOGEOの分科会であるアジア水循環イニシアティブ(AWCI:Asian Water Cycle Initiative)のセッションは、GEO Global Water Sustainability (GEOGLOWS)の議長であるAngelica Gutierrez氏とICHARMの小池俊雄センター長が共同議長を務め、GEOの事務局長であるGilberto Camara氏をはじめとして10カ国から約40名が出席しました。AWCIセッションでは、国際洪水イニシアティブ(IFI:International Flood Initiative)が推進する水のレジリエンスと災害に関するプラットフォームの実施国であるフィリピン、スリランカ、ミャンマー、インドネシアからの参加者が各国におけるプラットフォームの活動の進捗報告を行うとともに、仙台防災枠組やパリ協定、SDGsの実現に向けたロードマップ、さらには実施国間の地域連携の推進について有意義な議論が交わされました。

 AOGEOシンポジウムの最終日である11月4日には、各分科会の成果をまとめたキャンベラステートメントが採択されました。また、AOGEOフェロー授与式において、小池俊雄センター長が地球観測に関する活動を長年に渡り牽引し、その進展に大きく貢献したことが表彰されました。

第12回AOGEOシンポジウム ウェブサイト

Agenda

【発表資料】
- APN
- ICHARM_1
- ICHARM_2
- Myanmar
- Philippines
- Sri Lanka
- Indonesia


アジア水循環イニシアティブ(AWCI)セッションの参加者
アジア水循環イニシアティブ(AWCI)セッションの参加者
第12回AOGEOシンポジウム
2019年11月3日、オーストラリア国立大学
 
AWCIセッションの様子
AWCIセッションの様子
 
AOGEOフェロー授与式
AOGEOフェロー授与式