スリランカでフォローアップセミナーと
IFI水のレジリエンスと災害に関するプラットフォーム会議を開催しました

 2020年2月12日から14日にかけて、スリランカ・コロンボにおいて第13回ICHARMフォローアップセミナーと第4回IFI水のレジリエンスと災害に関するプラットフォーム会議を開催しました。

 2月12日にはフォローアップセミナーを開催し、10名の研修修了生と、スリランカ関係政府機関、日本大使館及びJICA事務所の代表ら32名が参加しました。

 このフォローアップセミナーは、ICHARMでの研修を終えて帰国した修士課程の研修修了生を対象とし、帰国後の課題解決、研修員間のネットワーク強化、研修への更なるニーズの把握等を目的として、毎年、研修修了生の出身国で開催し、昨年はネパールで開催しました。

 本セミナーでは、小池センター長による歓迎挨拶の後、在スリランカ日本国大使館、JICAスリランカ事務所、かんがい局、土地開拓開発公社(SLLRDC)等から挨拶が行われました。また、これまでICHARMの元研究・研修指導監であった香港大学のA.W.Jayawardena教授、元専門研究員であったMoratuwa大学のDr. R.L.Lalith Rajapakseがそれぞれ招待講演を行いました。

 その後、すべての研修卒業生から帰国後の活動状況や直面する課題について発表を行うとともに、ICHARMへの今後の期待等について意見交換を行いました。

 翌2月13日には、第4回IFI水のレジリエンスと災害に関するプラットフォーム会議を開催しました。会議はかんがい局の局長が司会進行を行い、災害管理センター(DMC)、気象局(DOM)、国家建築研究機関(NBRO)からそれぞれ局長が参加する、ハイレベルな会議となりました。会議では、小池センター長、Center for Urban Water (CUrW)のTeam LeaderであるHerath教授がそれぞれ発表を行うとともに、ICHARM及びスリランカ側の参加機関から最近の活動状況や今後の進め方についてそれぞれ発表を行いました。また、参加者全員による討論では、これまで2年半にわたる活動を取りまとめたProgress Reportや今後、プラットフォームでの数年間の活動予定に関するImplementation Planを作成し、次回のプラットフォーム会議での採択を目指すことが合意されました。

 なお、14日には研修修了生とともに、コロンボ近郊の河岸侵食等の現場視察を行い、技術的な課題の解決等について意見交換を行いました。


第4回水のレジリエンスと災害に関するプラットフォーム会議 集合写真
第4回水のレジリエンスと災害に関するプラットフォーム会議 集合写真
 
現地視察で技術指導を行う江頭研究・研修指導監
現地視察で技術指導を行う江頭研究・研修指導監