官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM:プリズム)における研究

国立研究開発法人 土木研究所は、平成30年度に新設された科学技術イノベーション推進施策である PRISM ※のターゲット領域のうち、「革新的建設・インフラ維持管理技術/革新的防災・減災技術」において、国土交通省等関係機関と協調して、以下の4つの研究課題に取り組み、インフラ維持管理や防災・減災の推進に貢献します。

(1)気象・水位情報の提供による応急対応促進

① 観測水位を活用した傾向分析による中小河川の水位情報提供システムの開発(平成30年~令和4年)
  [担当:ICHARM 水災害研究グループ]

概要はこちら(内閣府ホームページ)

中小河川洪水予測モデル構築マニュアルについて

(2)効率的かつ効果的なインフラ維持管理・更新の実現

① 様々な計測技術によるデータの効率的な収集・解析
  [担当:つくば中央研究所 技術推進本部 先端技術チーム]

② RC 床板の土砂化等に対する診断
  [担当:構造物メンテナンス研究センター(CAESAR)]

③ 排水機場ポンプ設備の異常検知・診断の支援
  [担当:つくば中央研究所 技術推進本部 先端技術チーム]

詳細は、土木研究所 記者発表資料(2018年8月20日)をご覧ください。

※PRISM(官民研究開発投資拡大プログラム(Public/Private R&D Investment Strategic Expansion PrograM(プリズム)は、総合科学技術・イノベーション会議が政府全体の科学技術イノベーション政策の司令塔として、民間の研究開発投資誘発効果の高い領域(ターゲット領域)に各府省の施策を誘導し、それらの施策の連携を図るとともに、 必要に応じて、追加の予算を配分することにより、領域全体としての方向性を持った研究開発を推進する制度です。